Kオフロード耐久シリーズ車両規定2006

 

 競技車両は、軽自動車で排気量660cc以下のキャブ車両、インジェクション車両とする。二輪駆動で、過給器付、ハコバン、キャブトラックは除く。カムシャフトは1本で、1気筒あたりのバルブは4本までとする。本規定によって許されていない全ての改造は、明確に禁止される。

1    ロールバー

          ロールバーはメインフープが車室の中央にしっかりと固定されていること。

1−1  ロールバーの寸法

          ロールバーの寸法は直径35mm以上、肉厚2.0mm、当板上下6cm X 10cm 、板圧 2mm以上。

          肉厚確認用のホール(3mm)をメインフープ取付け近くにあけておく。その周囲を黄色にペイントすること。

1−2  ロールバーの取付け

          当板ボルトは1ヶ所につき2本以上で太さ8mm以上のものを使用。

          ルーフ及びサイドより、30mm以上離れてはいけない。

1−3  ロールバーの形式

      * 少なくとも三点取付け以上の形式であること。

1−4  ロールバーの材質

          鋼管、又はそれと同等以上の強度を有するもの。

2    安全ベルト

          ワンタッチ式フルハーネスタイプとしてJIS規格の4点式以上でしっかりボディに取付けること。

3    ブレーキ

          ブレーキはノーマル。ただし、パット・シューの材質を変えてもよい。

4    燃料タンク

          燃料タンクはノーマル。フューエルリッド(燃料注入口のふた)ならびにキーは取り外してはならない。

5    座席

          後部の座席ならびに助手席は取外してもよい。

          ドライバーズシートはポジション改善の為変更してもよい。但し、しっかり取付けること。

6    ライト

          飛散防止をすること。(ビニールテープで*印以上)

7    フロアマット

          フロアマットは取外すこと。

8    内張り

      * フロント左右ドア内張り以外は取外してもよい。

9    タイヤ

          一般ラジアルタイヤとする。Sタイヤ及びマッド&スノー・RALLYタイヤは使用してはならない。

10   ウィンドシールド

          ウィンドシールドはフロントガラス以外はアクリルでも可。但し、変更する場合3mm以上の板を使用する。

11   排気管

          排気管は96ホーン以内なら変更可。

12   車室

          車室はエンジンルーム、ガソリンタンク、ギヤボックス、プロペラシャフト、バッテリーから安全に隔離されていなければならない。

13   スイッチ

          イグニッションスイッチの位置が確認できるように黄色で明示すること。

14   消火装置

          消火器は1.5kg以上で、ドライバーの手の届く所に取付ける。

          消火器の取付けは金具を用いてボディーにしっかり取り付けること。ガムテープ、ゴム、針金などでの取付けは禁止。

15   駐車ブレーキ

          駐車ブレーキ装置は左右同時に、かつ確実に作動すること。

16   配管及び配線

          すべての配管・配線は、十分安全性を考えて取り付けること。

17   エンジン・ミッション

          エンジン及び穂機は、次の各項を除き変更してはならない。

17−1  エンジン、ミッションの載せ換えは、あくまでも製造モデルと同一のものとし、それ以外は認められない。

17−2  エアークリーナーの変更は自由。

17−3  サーモスタット自由。

17−4  配管及び配線自由。

17−5  キャブレター(配管を含む)、インジェクター、エンジンコンピューターの改造及び変更をしてはならない。

17−6  点火系は自由

17−7  エンジン脱落防止の為にエンジンマウントの変更を認める。また、追加バーによるエンジン固定も認める。

18   シャーシー

          シャーシーは次の各項を除き変更してはならない。

18−1  スプリング自由。但し、主要な形式は変更してはならない。

18−2  ショックアブソーバー自由。但し、数の変更をしてはならない。(車高調整可)

18−3  ステアリング自由。但し、十分強度のあるもの。

18−4  ホイール及びリムは同一型式内であれば自由。

18−5  ペダル類自由。但し、安全操縦性を十分考慮して変更すること.

19   車体

          車体は次の項目を除き変更してはならない。

19−1  モール類自由。フロントグリルは外してはならない。

19−2  フェンダーミラー・ドアミラーを取外してはならない。

19−3  エアーインテークならびにエアーアウトレット

          シルエットならびに強度を損なわない程度。

19−4  スポイラー

          車体からあまりはみださないようにし、ボルトでしっかり止める事。

19−5  オーバーフェンダー禁止。

19−6  アンダーガード、室内照明、ラジオ、ヒーターは自由。

19−7  ダッシュボード(インストルメントパネル)は、取外してはならない。

19−8  バッテリー端子をテーピングすること.

19−9  ウォーターラジエターは自由。但し取付け位置の変更は認めない。

19−10 マッドガード(泥除け)は、4輪に取付けなければならない。巾30p以上で、地上より5p以上離れてはならない。

19−11 屋根の上に付ける赤色灯は禁止。

19−12 ボディー補強をする場合は溶接及び当て板ですること。

19−13 著しく破損のひどい車両は走行できない。

20    ゼッケン

          左右フロントドア(又は、左右リヤクォーターガラス)及びボンネット、リヤゲート(又は、リヤガラス)、ルーフに指定のゼッケンを貼り付ける。

21    前項までに明示されていないことは、してはならない。

 

 

 

 

Kオフロード耐久レース2006実行委員会